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help リーダーに追加 RSS 服部良一生誕100年

<<   作成日時 : 2007/10/01 01:57   >>

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最近は西洋音楽ばかり取り上げておりますが、個人的には日本の音楽をもっと大事にしたいと思っています。そしてそれはクラシックだ、演歌だと狭いジャンルに囚われずもっと広い「日本のうた」という括りで考えたいものです。その観点からいいますとこの服部良一という人は日本のうたの巨匠のひとりと呼んで私は差し支えないと思っています。

    蘇州夜曲  詩:西条八十
    私の鶯  詩:サトウハチロー

以前私は彼のことを、かのスティーヴン・フォスターが「アメリカでヨーロッパの伝統音楽と黒人の音楽とを初めて融合させた魅力的な歌をたくさん残したフォスターを、アメリカポピュラーミュージックのパイオニア」なら、服部良一は「日本の歌謡曲と欧米のジャズ・ポップスを融合させたパイオニア(中略)彼こそ「伝統歌謡と洋楽のエッセンスを見事に融合した日本のフォスター」ともいうべき人」だと評したことがありますが、その気持ちは今も変わっておりません。

   フォスター「誰も愛さないの? Why No One to Love?」

ただ多くの流行歌は、それを聴いていた世代の人が世を去ると共に忘れ去られていくのが世の常、このままではやはり過去の音楽となってしまうのかも知れません。
この服部を評した記事、実はフォスターの音楽の現代のミュージシャンたちによるトリビュートアルバムの紹介をするのに書いた記事だったのですが、そこで「(服部良一にも)若手ミュージシャンによるこんな感じのトリビュートアルバムが作られると良いですね」と書いたことが、なんと彼の生誕100年を機に実現することになりました。若手とは言えない方も多く混じっては居られますが、この壮観なメンバーによる唸らされる選曲、服部良一の音楽を後世に伝える役割を果たしてくれればなあ、と切に望みます。

   http://www.universal-music.co.jp/hattori_cmp/

井上陽水の歌う「胸の振り子」やさだまさしの歌う「一杯のコーヒーから」、あるいは一青窈の「東京の屋根の下」などはもう耳から聴こえてくるような絶妙の取り合わせだと思いますし、「ええっ、この人がこれを!?」という予想も付かない人と選曲(小田和正の「蘇州夜曲」やコ永英明「別れのブルース」、福山雅治「東京ブギウギ」等等)、今から耳にするのが楽しみでなりません。

幸運であったのは、彼の子供も孫もひとかどのミュージシャンとなったことなのでしょう。彼らの存在なくしては、いかに音楽に魅力があるにしてもここまでの人を集め、企画を通すことなどできなかったと思います。その意味ではこの陰には、魅力があるにも関わらず継承者に恵まれなかったがために不当に忘れ去られている人の音楽がたくさん埋もれているのだろうなあ、という感慨にもふけってしまいます。どうか服部良一をリアルタイムでご存じない方(その意味では私も彼の全盛期である昭和10〜20年代は知らないのですが)に聴いてみて頂きたいものです。

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小田和正fan
2007/10/03 09:42
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←服部良一の生誕100周年を記念して、こんなCDが10月17日に発売されます。梅丘歌曲会館「詩と音楽」の更新情報をチェックしていて見つけました。 ...続きを見る
くまぞう雑記帳
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
Fujiiさんおはようございます。トリビュート・アルバムの企画は素晴らしいですね。ご紹介ありがとうございます。歌謡曲系の作曲家は、クラシック・ファンの悪い癖で、言葉は悪いですがあまりに日常卑近に思えて、真面目に耳を傾けることが少ないですが、日本語の歌を作って多くの日本人に支持される大家を、こうした機会に再認識してみたいものです。
甲斐
2007/10/03 09:00
上にも書きましたけれど、ポピュラー系の作品の場合、作者よりも歌手でイメージが出来ることが多いです。森進一の「おふくろさん」なんかでも例の騒動がなければ私も川内康範が作詞だとは知ることはなかったでしょう。それだけに歌手が引退してしまうとどんなに素晴らしい曲でも、その歌手のファンと共に消え去っていくことがしばしばで、その意味でも若い世代にいい曲はどんどんカバーをやって欲しいものです。
「クラシック系」の作曲家でも、山田耕筰も中山晋平も橋本国彦も、そして武満徹も素晴らしい「歌謡曲系」作品を残しているのです。なんで狭いジャンルに篭って、しかも他のジャンルを小馬鹿にするような発言を(一部の人ですが)平気でするんだろうな、と私などは思うのですが...
FUJII
2007/10/07 23:39

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