テーマ:文学

バッケル=グレンダールと北欧の作曲家たち

本記事の方の整理を優先しておりましたら、この更新情報の方は長らく放置状態となってしまいました。 どうせこちらをご覧になられる方はほとんどいないので良いのですが、コメント頂いている方にお答えできなかったのは非常に心苦しい限りです。昨年4月にブルーガールさんから頂きました投稿を中心に、ノルウェーの女性作曲家バッケル=グレンダールの作品の訳…
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ヴォーン=ウイリアムズ 海の交響曲 (1923)  詞:ホイットマン

今年の海の日は海に出かけるどころではない情勢ではありますが、こんな時こそ海にちなんだ名作を。 アメリカの大詩人ウォルト・ホイットマンの大作詩集「草の葉」から作曲者が自由にテキストを選んで、見事な声楽付の交響曲となりました。 今回訳していて気付いたのですが、9曲も交響曲を書いた人の第1番であるにも関わらず、結構な歳になってからの作品な…
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エルガー 「おお 激しい西風よ」 詞:シェリー

「冬来たりなば 春遠からじ」という最後のフレーズでよく知られているシェリーの詩「Ode to the West Wind」、そのまさに有名なフレーズを含む部分にはエルガーがメロディをつけたアカペラの混声合唱曲があります。 シェリーの詩は秋の訪れと共に激しく吹き荒れる西風に寄せて、揺れ動く心を歌い上げたものですが、エルガーの音楽は落ち着…
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下總皖一 「白蓮の短歌による歌曲」 詞:柳原白蓮

日本歌曲の紹介を幅広く行っておられる小川明子さんの歌で私も知った作品です。 詞の著作権が一昨年切れましたのでこのサイトでも取り上げることにしました。 ■ 白蓮の短歌による歌曲  詞:柳原白蓮 1 毒の香たきて  2 何となく  3 花と花  4 はてもなき  5 ものすごく月は暈きて  6 鐘のなる 
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オッフェンバック 「6つのラ・フォンテーヌの寓話」

ことし生誕200年を迎えるオペレッタの大家オッフェンバック、本格的なお祝い投稿はオペラ対訳プロジェクトの方でしなければと思っておりますが、若かりし彼にもけっこうユニークな歌曲作品がありました。 中でもこれは彼の才気がほとばしり出たなかなかに楽しい作品です。 オッフェンバックの声楽作品、1980年にカナダのバリトン、ブルーノ・ラプラン…
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大中恩 「骨」 詞:中原中也

先日惜しくも亡くなられた日本の童謡・歌曲・合唱曲の巨匠 大中恩。現代の詩人につけた曲が圧倒的に多かったのでこのサイトではなかなかご紹介ができませんでしたが、追悼も兼ねて彼の若き日、昔の大詩人につけた3曲の傑作歌曲をご紹介したいと思います。いずれも若き大中の意欲作。「ふるさとの」だけはあまりに言葉が古くなり過ぎたのか取り上げられる頻度は減…
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サン=サーンス 「祖父たるものの作法」 詞:ユゴー

今年の敬老の日にはなかなか素敵なサン=サーンスの作品を。 オーケストラ伴奏の2曲からなる合唱曲ですが、なかなか聴ける機会は多くはありません。 75歳を過ぎた大文豪ユゴーの書いた詩を、ほとんど同時期にまだ若い作曲者が意欲的な音楽にしています。 ■ L’Art d’être grand-père 祖父たるものの…
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プフィッツナー 「五月の歌」 op.26-5 詞:ゲーテ

五月にちなんだ歌 続いてはゲーテの詩から。この詩につけた曲ではベートーヴェンの歌曲が有名ですが、すでに取り上げているので今回はプフィッツナーのものを。合わせてOp.26の5曲をすべて取り上げてみました。 プフィッツナーの歌曲も告知はしておりませんがだいぶ訳が貯まって参りました。いずれ作品番号付のものはすべて取り上げるのを目指してみたい…
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ファニー・メンデルスゾーン 「こよなく美しい五月に」 詞:ハイネ

5月になりましたのでそれにちなんだ曲をいくつか。このハイネの詩はシューマンが歌曲集「詩人の恋」の冒頭で取り上げている歌がたいへん良く知られておりますけれども、ファニーはこれをおそろしく快活な女声のデュエット曲にしており、聴き比べての印象が全然違います。これはこれでとても素敵な曲ではありますけれども。 このデュエット つい30年ほど…
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クィルター 「大地の上には 四月」 Op.26-2 詞:スティーヴンソン

イギリスの歌曲作曲家は様々なイギリスの大詩人たちの詩を幅広く取り上げて歌にしている人が多いですが、このクィルターもそんな一人。ヴォーン=ウィリアムズが印象的な歌曲集「旅の歌」を書いている詩人R.L.スティーブンスンの詩もいくつか取り上げて歌曲にしています。 ちょうど今の季節を歌ったものがありましたので取り上げてみることとしました。 …
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グノー 「アテネの乙女」 詞:バイロン

グノーの歌曲 ギリシャ繋がりでもう1曲取り上げましょう。これはバイロンの物語詩「チャイルド・ハロルドの巡礼」より。フランス語で歌われることもありますが、英語の原詩で歌われることもよくあります。最後はギリシャ語で締めているあたりなかなかコスモポリタンで面白い歌です。Hyperionのグノー歌曲集でこの英語版を聴くことができます。 …
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フィンジ 「おお 見るも美しい」 詞:クリスティーナ・ロセッティ

C・ロセッティの大変有名な詩に珍しくフィンジが曲をつけています。 桜の花咲く今の季節にぴったりの歌ということでご紹介します。 Oh fair to see おお 見るも美しい 詞:ロセッティ,クリスティーナ この詩を日本語に訳したものに木下牧子さんが曲をつけたものもあり、こちらも良く取り上げられています。 ぜひ日英聴き…
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ラングストレーム 「昔のダンスのリズム」 詞:ベリマン

スウェーデンの詩人ブー・ベリマンの詩による歌曲では、ラングストレームもまたたくさん取り上げており、こちらも多彩な表情が面白いです。 この「昔のダンスのリズム (En gammal dansrytm)」、土俗的なような洗練されているような、遠い古代の歌のような割と最近作られたばかりのもののような不思議な情感が溶け合っています。歌い手によ…
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ステンハンマル ブー・ベリマンの詩による5つの歌 Op.20

昨年末で著作権の切れたスウェーデンの詩人ベリマン、ステンハンマルには彼の詩につけた魅力的な歌曲がたくさんあります。その中でもこれは代表格のものではないでしょうか。5曲目がとりわけ有名でよく取り上げられています。 不案内なスウェーデン語ですので、誤訳も多々あろうかとは思いますが、私のできる範囲で訳をつけてみました。 ■ Fem s…
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グノー 「わが外套よ」 詞:ベランジェ

今年アニバーサリーの作曲家でこのサイト的に一番重要なのがこのシャルル・グノーでしょう。代表作こそ大部分を取り上げてはおりますが、まだ私もこの人の歌曲作品の全貌はよく分かっておりません。 今年生誕200周年ということで少しずつではありますがここでもご紹介して参ろうと思います。 まず最初は詩人との組み合わせが興味深いこの曲を。なんだかプ…
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クィルター 「悲しみの歌」 Op.10 詞:ダウスン

ダウスンの詩につけた声楽曲、ディーリアスを外すとあまりないのですが、イギリス歌曲の珠玉とも言えるクィルターに4曲からなるピアノ伴奏の独唱歌曲集があります。ダウスンの詩の中でも代表的なものを取り上げてくれているのも嬉しいところ。ダウスンの耽美の世界とは少しずれたクィルターの健康的な耽美の世界が広がっていますが、この美しさには抗いがたいもの…
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ディーリアス 「シナラ」 詞:ダウスン

実は昨年がアニヴァーサリー(生誕150周年)だった詩人のアーネスト・ダウスン、ここでも集中的に取り上げるつもりでしたが果たせず。一年遅れてのアップです。集中的にとは申しましても既にだいぶ取り上げましたのでもうそんなに数はないのですが。 中ではやはりディーリアスとの相性が抜群でしょう。ダウスンの代表作ともいえるこの失恋の激しい詩に曲…
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ホルスト 「荒涼たる真冬に」 詞:C.ロセッティ

この時期の讃美歌としてよく歌われる作品ですが、その常として作者のことはあまり意識されないことが多いかも。 詞がクリスティーナ・ロセッティ、曲がホルストと知ってちょっとした驚きでした。 In the bleak mid-winter 荒涼たる真冬に (1904) 詞:ロセッティ,クリスティーナ
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ショーソン 「アホウドリ」 詞:ボードレール

没後150年記念のボードレールの詩につけた声楽作品の特集もそろそろネタ切れ気味。本当に取り上げられる頻度の少ない詩人です。また何か思い当たればやりますがひとまずこれにて打ち止め。 ショーソンの若き日の力作です。ボードレールの詩集「悪の華」の中でも冒頭近くにあってたいへん良く知られた詩につけています。 L'albatros アホ…
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草川信 「抒情楽譜 月に飛ぶもの」 (1926) 詞:北原白秋&川路柳虹

国立国会図書館のデジタルライブラリー、私が使い始めた10年程前は明治の唱歌くらいしかこのサイトで使えるものはありませんでしたが、時がたち大正~昭和のはじめに活躍した人たちの楽譜も少しずつですが参照できるようになってきました。草川信の楽譜はまだこれくらいしか公開されていないようですが、このひとつが実に興味深いものでしたので歌詞のみではあり…
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草川信 「春の唄」 詞:野口雨情

4月に入り 桜の開花も各地で始まってきたようです。これからいくつか日本の桜にちなむ歌でまだ取り上げていないものの詞をご紹介します。まずはこの作品。草川の曲の中でも屈指の傑作ではないでしょうか。 春の唄  (1922) 詞:野口雨情
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柴田南雄 「夜に詠める歌」 (1963) 詞:立原道造

柴田南雄の生誕100年だった昨年取り上げそびれた曲です。彼には若き日に同じ立原の抒情的な詩につけた爽やかな歌曲集「優しき歌」がありますが、これは1963年、とんがった前衛の柴田音楽 ウェーベルンも顔負けの世界を日本語でやるのが実に新鮮で面白いです。 ■ 夜に詠める歌 (1963) 詞:立原道造
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ヴォルフ 「新しいアマディース」 ゲーテ歌曲集より

ヴォルフのゲーテ歌曲集 第23曲はゲーテとしてもかなり若い頃の作品 1774以前の作であることが分かっています。オタク少年の空想らしく変化に富んだ面白い曲ではあるのですが、この歌曲集のあまたある傑作群に比べると残念ながら少々影が薄いです。 Der neue Amadis 新しいアマディース
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フィンジ 「教会墓地に育つものたちの声」~小道や柵の脇を Op.2より 詞:ハーディ

死んだ人たちのつぶやきがしみじみと語られますが、決して暗く悲しくはなく、どこかほんのりと温かい曲です。 ハーディの死生観がよく表されている詩のひとつで、フィンジもこんな感じの詩をよく取り上げて歌にしています。 Voices from things growing in a churchyard 教会墓地に育つものたちの声 …
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ラウタヴァーラ 「死のセレナーデ」 詞:ボードレール

フィンランドの現代作曲家ラウタヴァーラは色々な言葉の詩にメロディをつけています。その多彩さが出たのがこのアカペラ合唱曲集 ドイツ語・フランス語・フィンランド語の詩に曲をつけているのです。 ボードレールの詩は2曲目 「悪の華」にある有名な詩で、原題は「貧者の死」なのですがここでは他の曲に合わせてむりやり「セレナーデ」で揃えています(…
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ボルド 「黙想」 (1884) 詞:ボードレール

ドビュッシーにも同じ詩につけた歌曲がありますが、この「悪の華」の詩、隠れたフランス歌曲の名匠シャルル・ボルドにも印象的な歌があります。 Recueillement 黙想 (1884) 詞:ボードレール
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シャブリエ 「旅へのいざない」 詞:ボードレール

デュパルクのつけたメロディがあまりにも有名なこの詩に、シャブリエもまた曲をつけています。 雰囲気は良く似ているのですが、ぜひ聴き比べてみるのも一興ではないでしょうか。 奇しくも両曲とも同じ1870年の作曲です。 L'invitation au Voyage 旅へのいざない (1870) 詞:ボードレール
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ラングストレーム 「夜の翼 (1917)」 詞:ベリマン

今年没後50周年を迎えたのがスウェーデンの詩人ブー・ベリマン。 ラングストレームやステンハンマルといったスウェーデンの代表的作曲家がこぞって曲をつけています。 詩人の著作権が切れるのは今年の大晦日ですので、それまではなかなか取り上げにくいところではありますが、大意の訳詞のみ年内はアップさせて頂き、2018年になったところで原詩のアッ…
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カーター 「音楽」 詞:ボードレール

作曲家ではあまり今年がアニヴァーサリーで目立った人は見当たらないのですが、詩人では何人か注目すべき人がいますので、思いつくままに取り上げて参ります。2017年が没後150年のフランスの詩人ボードレール、あまりクラシック音楽の世界では曲が付けられている作品は多くはないのですが注目すべき曲がいくつかありますので今年中にはすべてご紹介できれば…
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